JARECOニュースまとめ(2016/07/10)

市場ならびに市場関連数値

〇購入能力に黄色信号 (2016/06/23 CNBC報道)

既存住宅流通の5月中位成約価格は過去最高の$239,700(約2,440万円)となり、価格高騰が続いている。NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は、「住宅購入能力に黄色信号が点滅しつつあり」とコメントを出した。記録的な低金利状態と、これまでの60%程度しか供給されない新築住宅戸数による供給不足が続いている中でまだ救われているが、何らかの事情で金利が反転した場合は、購入能力に大きな影響を及ぼすとしている。

詳しくはこちら:

http://www.cnbc.com/2016/06/23/new-warning-lights-for-rising-home-prices.html

〇賃貸市場に冷却化の兆し (2016/06/21 ウォールストリートジャーナル報道)

主要都市の賃料はここ5年間で約20%上昇した。しかし、ニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、シアトルといった年では賃貸集合住宅の新築供給が増える中で、賃料増加に歯止めがかかりつつある。Zelman&Associates社データによると、昨年の都市部での賃貸集合住宅の新築供給戸数は39%もの伸びとなっている。

詳しくはこちら:

http://www.wsj.com/articles/rising-supply-pressures-urban-rental-boom-1466526395

〇55歳以上の売買傾向 (2016/06/28 フレディマック発表データ)

フレディマック調査結果によると、55歳以上持ち家人口のうち、600万人程度の持ち家層と、同じく600万人程度の賃貸層が今後の住み替えを考慮に入れている。また、2020年にかけての4年間で、500万人は賃貸へ移り住む可能性を示唆している。住み替え先については、31%が同一市内の別の地域、23%が同一地域内、18%が同一州内の別の都市、24%が他の州へを検討となっている。

詳しくはこちら:

http://www.freddiemac.com/finance/report/20160628_five_million_boomers_expect_to_rent_next_home_by_2020.html

〇ゲート付き物件のコスト面での負の側面 (2016/07/01 NARニュース)

アメリカ不動産協会(American Real Estate Society)調査結果によると、ゲート付居住用物件は通常の類似物件より平均$30,000(約300万円)価格が高い。安全性やコミュニティーの安定性などメリットが高いと考えられる故だが、一方で不要なアメニティーと見做されている施設も多い。クラブハウス、共同スウィミングプール、テニスコートなどだが、こうした施設のメンテナンス料が高い要因で、価格が平均$19,500低くなっている側面もあるとしている。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/07/01/downside-buying-in-gated-community?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXdroyB9PRIxRz&om_ntype=RMODaily

〇売却期間が30日以内の州はどこか (2016/07/06 NARニュース)

最新の「リアルター景況感調査」によると、州によっては、3月から5月にかけて売却された物件の少なくとも半分は30日以内の売却であった。カリフォルニア、コロラド、ワシントンDC、アイダホ、アイオワ、カンサス、マサチューセッツ、ミネソタ、ネブラスカ、オレゴン、テキサス、ユタ、ワシントンの各州が、売れ行きの早い州となっている。なお、5月の全米平均売却期間は32日となっている。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/07/06/states-where-homes-sell-in-less-month?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXfVnlB9PbYpBU&om_ntype=RMODaily

〇賃料の高い都市ランキング (2016/07/06 NARニュース)

Zumper社の全米賃貸レポートが、全米100都市で入居募集中の住宅について中位賃料価格を発表しているが、賃料が高い都市は以下の都市と金額(ワンベッドルームの場合)になっている。1位 サンフランシスコ $3,510 2位 ニューヨーク $3,190 3位 サンノゼ $2,280  4位 オークランド $2,270 5位 ボストン $2,230 6位 ワシントンDC $2,190 7位 ロサンゼルス $1,960 8位 マイアミ $1,900 9位 ホノルル $1,840

10位 シアトル $1,740

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/07/06/10-cities-highest-rents?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXfVnlB9PbYpBU&om_ntype=RMODaily

金融

〇英国のEU離脱投票以降ローン金利が急降下 (2016/06/28 realtor.com報道)

6月27日(月)の30年物住宅ローン固定金利平均は3.46%となり、2012年末以来の低い数値となった。英国のEU離脱が報じられて以降ローン金利はどんどん下降しており、realtor.comチーフエコノミストのジョナサン・スモーク氏によると、本年度初頭と比べると、同額のローン支払額であっても現在は8%高い住宅購入が可能となっている。金融機関の側では、事故割合を抑えるために、審査内容の齟齬がないよう厳しい姿勢を維持する傾向が見られる。

詳しくはこちら:

http://www.realtor.com/news/trends/brexit-benefits-us-home-buyers-low-mortgage-rates/

政策

〇IRSの1031条項の効用は大きい (2016/06/30 NARニュース)

最近のNAR調査結果によると、不動産売却益課税の繰り延べ制度(IRC 1031)が市場活性化に貢献している割合は極めて高い。発生した譲渡益を類似した居住用物件に買い替えた場合に譲渡益が繰り延べされる制度だが、回答したリアルターの96%は、「この制度がない場合は不動産価格は今よりも低い水準になる」と回答している。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/06/30/kind-exchanges-gain-popularity?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXdY9bB9POb2Rx&om_ntype=RMODaily

業界動向

〇ネットワーキングで間違えてはならない点 (2016/07/07 NARニュース)

顧客や同業者とのネットワーキングにおいて陥りやすい問題点をForbes.comが特集している。人が話をしている際に割って入る、押し売りをする、苦情ばかりを述べる、自分のことばかりを話す、そうしたところが主だった問題となる。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/07/07/dont-make-these-networking-mistakes?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXfsnaB9Pd2bfK&om_ntype=RMODaily

全体経済その他

〇緑の多い都市ランキング (2016/06/27 realtor.com記事)

アメリカ人口の80%以上は都市部に居住しているが、公園面積比率、空気質、庭付き戸建住宅比率、その他要素を加味した「グリーン度合」の高い都市のランキングをrealtor.comがまとめた。上位都市とその公園面積比率は以下のとおりである。 1位 ポートランド(17.8%) 2位 ホノルル(33%) 3位 セントルイス(9.5%) 4位 オースチン(14.6%) 5位 シアトル(12.5%)

さらに詳しいランキングはこちら:

http://www.realtor.com/news/trends/top-10-cities-for-urban-nature-lovers/

〇30歳のプロフィール変化 (2016/06/30 国勢調査局データ)

30歳のプロフィールが1975年と今とでどのように変化したか、国勢調査局が発表している。親から自立して結婚し子供を持っているというプロフィールを持つ人の割合は、1975年は71%だったのに対し、2015年の割合はこれが32%に減少している。持ち家率はどうかというと、1975年は56%が持ち家だったのに対し、2015年は33%と減少している。

詳しくはこちら:

http://www.census.gov/library/visualizations/2016/comm/30-year-olds.html

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