JARECOニュースまとめ(2017/08/30)

市場ならびに市場関連数値

〇既存住宅流通戸数は1.3%減少 (2017/08/24 NAR発表)

7月の既存住宅流通戸数は、対前月比1.3%減少して544万戸(年率換算値)となった。南部と西部は数が伸びたが、中西部と北東部の減少が影響した。対前年同月比では2.1%高い数値だが、今年に入ってからでは最低水準である。成約中位価格は$258,300(約2,830万円)で対前年同月比6.2%上昇、これで65か月間も上昇を継続している。売り出し物件在庫数は対前月比1%下がり192万戸となり、1年前の211万戸から9%減少している。こちらの減少も26か月間継続している。販売日数は平均30日。一次取得者割合は全体の33%となっている。

詳しくはこちら:

https://www.nar.realtor/news-releases/2017/08/existing-home-sales-slide-13-percent-in-july

〇価格上昇は87%の市場で (2017/08/16 NAR発表データ)

第2四半期の成約中位住宅価格は、$240,700(約2,600万円)から$255,600(約2,810万円)へと上昇し、過去最高の対前年同月比6.2%上昇となった。主要マーケットの87%で価格上昇が記録され、23の都市では2桁の価格上昇となっている。カリフォルニアの主要都市は相変わらず中位価格が非常に高い。サンノゼは $1,183,400(約1億3000万円)、サンフランシスコは $950,000(約1億500万円)アナハイムは, $788,000(約8,700万円)サンディエゴは $605,000(約6,600万円)である。

詳しくはこちら:

https://www.nar.realtor/news-releases/2017/08/home-prices-jump-62-percent-in-second-quarter-eclipse-2016-high

〇若い富裕層が好むアメニティー (2017/08/18 ニューヨークタイムズ報道)

デラックス分譲マンションのアメニティー施設に、70年代のヒッピー文化から来たような各種施設が人気を呼ぶ傾向が出ている。共同キッチン、家庭菜園、こんぶ茶のワークショップ、ヨガや瞑想部屋、バイクシェア、赤外線サウナ、キッチンの生ごみ処理機、屋上農園などといったもの。記事では200万ドル(約2億2000万円)のマンションをニューヨーク近郊で購入した女性が、「ガレージも不要、ジムも不要、絶対にほしいのは屋上農園」だったという例が挙げられている。

詳しくはこちら:

〇物件選びに子供の声は大きい (2017/08/21 NAR発表レポート)

子供がいる家庭の住宅購入について、NARがレポートを発表した。18歳以下の子どもを持つ家庭の物件選びの優先順位で高い項目は、49%が近隣環境、43%が良い学校への近さとなっている。平均的な物件サイズは2,100平方フィート(約60坪)の延床面積、ベッドルーム4、浴室2。

レポートはこちら:

https://www.nar.realtor/reports/moving-with-kids

〇住宅購入能力は改善しているのかどうか (2017/08/11 NARニュース)

全米ビルダー協会とウェルズファーゴ銀行が発表する指数値によると、ローン金利下落と所得増のおかげで、第2四半期の住宅購入能力は改善している。全米の中位所得金額は$68,000(約750万円)で、売り出し中の新築ならびに既存住宅の59%を購入可能との調査結果となっている。ただし、住宅の平均価格は第1四半期の$245,000から$256,000へと増加している。だが、大都市での購入能力は依然として問題で、サンフランシスコの南側近郊のRedwoodなどでは、売り出し物件の7.6%しか中位所得者は購入できないような状態である。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2017/08/11/housing-affordability-actually-improving?tp=i-H43-Bb-Tn-Rvpe-1p-9gmu-1c-S7jm-1Si3Hr&om_rid=6657166 &Om_ntype=RMOdaily&om_mid=1847

〇世代毎に異なる住宅への欲求事項 (2017/08/17 NARニュース)

住宅購入する際の行動パターンやニーズは、それぞれの世代毎に違っているので、不動産業者はその違いをよく見極めて動く必要がある。若者ミレニアル世代は、不動産情報の送信について必ずしもフェースツフェースでなくても大丈夫で、テキストメッセージで構わないという層が75%もいる。ミレニアル世代の持ち家層の68%は、そろそろ買い替えたいという希望を保有。ジェネレーションX世代は既に売買経験を経ているので、あまり売買の基礎的な情報を伝えるよりは、いかにして価値を上げるかということに焦点を絞る必要がある。ステージングやリフォームの提案を好む。ベビーブーマー世代のコミュニケーションは、80%がフェーツスフェーツを好む。買い替えについては、1人のエージェントがやってくれた方が良いという割合が高い。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2017/08/18/how-sellers-needs-differ-generation?tp=i-H43-Bb-VR-Uks8-1p-9gmu-1c-UwmI-179N11&om_rid=7330020 &Om_ntype=RMOdaily&om_mid=1949

金融

〇頭金10%以下の買主が多い (2017/08/14 CNBC報道)

ローンを使って住宅購入した過去1年間の購入者のうち、150万人は頭金10%以下で購入をしている。中でも多いのは頭金5%から9%の人たち。こうなると、返済事故が高まることの懸念が持たれるが、ひとつ安心材料は、現在金利が低いなかでこうしたローンのほとんどが変動ではなく固定金利であること。

詳しくはこちら:

https://www.cnbc.com/2017/08/14/homebuyers-put-less-and-less-skin-in-the-game-adding-to-the-markets-overall-risk.html

〇フレディマックによる鑑定を必要としない住宅ローン審査の試み (2017/08/18 フレディマック発表)

フレディマック(連邦住宅金融抵当公庫)は、金融機関の住宅ローン保証を審査する際に、自動化された鑑定システム(Automated collaterail evaluation)の活用を拡大すると発表した。このシステムは、過去40年間の市場取引データ、ならびに現状の市場データのビッグデータを分析して、ローン保証を希望してきた金融機関が鑑定料を支払うことなしに保証OKを出すこととなる。これにより、保証申請する金融機関には$500(約55,000円)程度の鑑定費用が不要となり、保証審査期間も平均10日間ほど短縮されるとしている。これまでこのシステムは借り換えローンの申請には活用されていたが、今回から新規借り入れにも使用されるとのこと。

詳しくはこちら:

http://freddiemac.mwnewsroom.com/press-releases/freddie-mac-introduces-innovative-appraisal-altern-otcqb-fmcc-1318582

投資

〇外国人投資家の平均購入額は$300,000以上 (2017/08/14 NARエコノミストブログ)

昨年4月頭から今年3月末の外国人による住宅購入の中位価格は$302,290(約3,300万円)だった。この間の全既存住宅売買中位価格は$235,792(約2,580万円)だから、外国人投資家は、一般の米国人より約30%高い住宅を購入していることになる。中位価格ではなく平均価格をとると、これはもっと高くて$536,900となっている。最も高い物件を購入しているのは中国人投資家で、中位価格が$529,934となっている。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2017/08/15/foreign-buyers-spend-30-more-homes?tp=i-H43-Bb-UR-TMwj-1p-9gmu-1c-TYqu-1MgsXr&om_rid=6999721 &Om_ntype=RMOdaily&om_mid=1887

建築とリフォーム

〇新築売り出し物件在庫数はここ20年で最低数値 (2017/08/17 NARニュース)

7月の新築着工戸数は対前月比4.8%下がって116万戸となった。戸建が0.6%下がって856,000戸、集合住宅が15.3%下がって299,000戸である。売り物件不足の中でなかなか新築供給が増えず、逆に減る形となった。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2017/08/17/new-home-inventory-20-year-low?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

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