JARECOニュースまとめ(2018/01/30)

市場ならびに市場関連数値

〇2017年度年間既存住宅流通 (2018/01/21 NAR発表)

NARが発表した既存住宅流通戸数の2017年度年間総数は、対前年度比1.1%増加して551万戸となり、ここ11年間で最高数値となった。ただ年度末の12月だけをとると、対前月比3.6%減少となっており、市場の勢いが減った形で終了している。NARチーフエコノミストのロレーンス・ユン氏は、「都市部での売り出し物件不足による価格高騰が購買力低下を招き、これが年度末の数値減少を招いた」としている。12月の成約中位価格は$246,800(約2,700万円)で、対前年同月比5.8%増加、平均販売日数は40日で、対前年同月の52日からさらに低下している。

詳しくはこちら:

https://www.nar.realtor/research-and-statistics/housing-statistics/existing-home-sales

〇住宅購入能力指数は全地域で下落 (2018/01/16 NAR発表データ)

NARが発表した昨年11月時点の住宅購入能力指数は全地域で対前年同期比下落を記録した。購入指数は169.1が159.7へと5.6ポイント下落で、住宅ローン金利平均は3.82%から4.19%へ9%の増加。成約中位価格は$248,800(約2,720万円)で、5.4%の上昇により能力指数が後退した。地区ごとに見ると、最も購入しやすいのは依然として中西部、最も購入しにくいのは西海岸地区となっている。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/01/18/report-homes-are-getting-even-less-affordable?tp=i-H43-Bb-1St-1z1qs-1p-9gmu-1c-1zDrH-cK9fy&om_rid=29321466&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=5635

〇住宅価格がバーゲン的な都市 (2018/01/15 Realtor.com記事)

住宅価格が格安レベルとなっている都市はどこか、不動産ポータルのrealtor.comがまとめたところ、ほとんどがラストベルトや中西部に位置する都市となった。一次取得者用の低価格住宅不足が深刻化しているが、モバイルにて遠隔地から働くことが可能な人たちは、これら地域に移動して住めば破格の価格を享受できる。1位はインディアナ州マリオンで取引中位価格が$66,750(約730万円)、2位はイリノイ州ダンビルで$69,700(766万円)、3位はペンシルバニア州ポッツビルで$69,900(約768万円)といった具合である。

詳しくはこちら:

https://www.realtor.com/news/trends/most-affordable-metros/

金融

〇頭金割合は一次取得者の65%において6%以下 (2018/01/02 NARエコノミストブログ)

NAR発表11月消費者景況感調査結果によると、一次取得者が住宅購入する場合の65%は、頭金が住宅価格の6%以内となっている。2015年12月に政府系金融機関が「頭金3%でも住宅ローンを保証する」としたが、だとしたらこの割合が劇的に上昇しても良いのだが、そうはなっていない。原因は、頭金を減らすと、毎月の支払負担が増すということに起因するようである。

詳しくはこちら:

http://economistsoutlook.blogs.realtor.org/2018/01/02/61-percent-of-first-time-buyers-made-a-low-down-payment-in-november-2017/

政策

〇賃料増額にキャップをかける案が討議されている (2018/01/16 NARニュース)

賃料増額を規制する法規は、全州のほとんどの州において存在していない。規制があるのはカリフォルニア、メリーランド、ニューヨーク、ニュージャージー、ワシントンDCぐらいの州だが、これらの州でも規制自体の内容が緩く、強力な規制はとなっていない。そんな中、賃料高騰が激しかった州、例えばカリフォルニア州などにおいて、「賃料を上げることについて規制を強化すべき」との声を上げるグループが相次いでいる。もっとも、賃料規制が強くなると、集合住宅の新築供給が細ることになるので、物件不足から賃料下落が生じないというジレンマもありうる。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/01/18/housing-advocates-push-for-rent-control?tp=i-H43-Bb-1St-1z1qs-1p-9gmu-1c-1zDrH-cK9fy&om_rid=29321466&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=5635

テクノロジー

〇電話の録音メッセージ応答は誰しも嫌い (2018/01/18 Move社調査)

物件詳細についての問い合わせに対して録音メッセージ応答を使用しているエージェントがいるが、調査によると、86%の顧客はそのエージェントは無視して他のセールスパーソンへ連絡すると回答している。この点についてはテクノロジーでサービスを置き換えることは不可能ということである。また同調査では、取引の透明性の維持、物件の近隣情報の知識も、消費者がエージェントを選ぶ際の重要な事項と見なしていることを確認している。

詳しくはこちら:

http://news.move.com/2018-01-18-New-consumer-research-from-Realsuite-resets-the-bar-for-real-estate-agents

〇テクノロジー活用と手数料額の相関 (2018/01/11 リアルター・マガジン・オンライン記事)

不動産FCコールドウェル・バンカー社調査によると、住宅探しをしている消費者の77%は、「ヴァーチャルリアルティでの住宅内見」、42%の売主は、「スマートホーム機器をステージングした販売」を支持している。こうした意識に対応して、CBでは3D眼鏡の使い方、小物のスマートホーム機器の活用をセールスパーソンに提案している。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/01/11/how-technology-influences-your-commission?om_rid=AAL-ri&om_mid=_BaYQrWB9kHp2MA&om_ntype=NARWeekly

〇デジタル世界で人間であることを強調するには? (2018/01/18 リアルター・マガジン誌オンライン記事)

eMarketerの最新調査によると、アメリカ人は平均1日あたり12時間をデジタルメディア使用に費やすとのこと。ところがそうは言っても、相変わらず消費者がエージェントに求める資質というのは信頼が置けるかどうか。従って、デジタルな世界にいるとはいえ、いかに自分の人間性を打ち出しきれるかは大事なポイントである。そのためにディジタルなものを活用する方法が記事にまとめられている。例えば自分を紹介するビデオは効果あり。あるいは写真は、立派に撮影されたものというより、日ごろの活動から出てくる写真をできるだけ活用して表示する等。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/for-brokers/network/article/2018/01/humanize-your-marketing-in-digital-world?tp=i-H43-Bb-1R4-1wwJj-1p-9gmu-1c-1x8Jz-UY7fn&om_rid=28823535&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=5522

業界動向

○ブローカーの現在の悩みは何か (2018/01/15 RiseMedia調査結果)

年頭にあたり業者が憂慮することは何かについて、RiseMediaとベター・ホームズ&ガーデンが調査した。一番大きな憂慮は回答者の51%が挙げた売り出し物件不足。2位がセールスパーソン確保で29%、3位が各種の新しい仲介モデルの台頭で25%、4位が従来の業者との競合で14%、5位が経済の不安定で12%となっている。

詳しくはこちら:

Survey Results: What Keeps Brokers Up at Night?

〇NARが組織改革案を発表 (2018/01/16 NARニュース)

NARの会員数は経済危機時に999,824人まで低下した時点から約30%増え、昨年度は1,308,616人となり、2005年の1,357,732人に次ぐ数となっている。NARの運営はいろいろなセクションからなっているが、今回いくつかのセクションを統合ないし撤廃し、今年は下記構成となった。Political Advocacy Group(政治活動)、Member Experience(MLS等の会員向けサービス提供)、Marketing, Communication & Events(マーケティング、連絡調整、イベント)、Strategic Business Innovation&Technology(戦略的なビジネス革新ならびにテクノロジー)、Commercial & Globa(事業用ならびに国際活動)、Member Development(教育研修)、Research(調査活動)が核となって動いていく。

詳しくはこちら:

http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/01/16/nar-restructures-improve-member-service?tp=i-H43-Bb-1R4-1wwJj-1p-9gmu-1c-1x8Jz-UY7fn&om_rid=28823535&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=5522

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