JARECOニュースまとめ(2018/09/30)

市場ならびに市場関連数値

〇8月既存住宅流通戸数は対前月比変わらず  (2018/09/20 NAR発表データ)

既存住宅流通戸数はここ4か月連続して減少だったが、8月は534万戸(年率換算値)で対前月比変わらずであった。対前年同月比では1.5%の減少。NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は、「売り出し物件数もゆっくりながら増えつつあり、買主が市場に戻りつつある」としている。成約中位価格は$264,800(約2900万円)で、対前年同月比では4.6%の上昇、売り出し物件在庫数は192万戸で対前月比変わっていない。

詳しくはこちら:

https://www.nar.realtor/newsroom/existing-home-sales-remain-flat-nationally-mixed-results-regionally

〇頭金金額が史上最高レベル (2018/09/11 ATTOM DATA SOLUTION社データ)

第2四半期の住宅購入頭金平均金額は$19,900(約220万円)となり、史上最高金額となっている。第1四半期の平均金額は$16,750だったので、19%の大幅な上昇でもある。また、この頭金金額は、全米の住所中位価格の7.6%にあたる。大都市での頭金金額はずば抜けて高く、カリフォルニア州のサンノゼでは$306,000(約3,400万円)、サンフランシスコでは$220,000(約2,400万円)、ロサンゼルスでは$130,000(約1,400万円)と、相当高額である。

詳しくはこちら:

https://www.attomdata.com/news/market-trends/mortgage-origination/q2-2018-u-s-residential-property-loan-origination-report/

〇LGBT層の買い替え意欲が盛ん (2018/09/14全米LGBT業者協会調査報告)

米国最高裁は2015年6月に同性結婚を認めたが、全米LGBT業者協会が行った調査によると、それ以降LGBT婚姻カップルによる住宅購入が増えたと、会員業者の半数が回答している。また、41%の業者はこれらの婚姻カップルがこれ以降買い替えを積極的に行ってくるだろうとしている。理由として、ひとつにはこうした同性婚姻者の経済力が通常状の異性婚姻者と比較して高い場合が多いのと、いろいろな形で子供を持った同性婚姻者もいる故としている。

詳しくはこちら:

https://naglrep.com/wp-content/uploads/2018/09/naglrep-lgbt-real-estate-report-2018.pdf

〇マイノリティ人種コミュニティーの住宅価格  (2018/09/07 Redfin調査)

不動産ポータルRedfin調査によると、マイノリティー居住区域での住宅価格は2012年から2018年にかけて大きく上昇している。しかし、白人居住区域の上昇割合と比べると低いとしている。その結果、マイノリティー居住住宅と白人居住住宅の資産価値の差は、平均$94,000(約1,050万円)あるとしている。因みにマイノリティー居住地区でこの6年間で最も値を上げたのはデンバーで、$48,000が$265,000へと上昇している。

詳しくはこちら:

https://www.redfin.com/blog/2018/09/minority-home-equity-gains.html

金融

〇住宅探しの前にローン探し (2018/09/12 LoanDepot記事)

各種住宅ローンを提供するLoanDepot社が行った買主向け調査によると、74%の買主は、住宅探しの最初に住宅ローン探しを行っていた。一次取得者に限ると、その割合はさらに高く85%だった。この数値は10年前の消費者行動とは相当違っていて、以前だと購入プロセスの大部分を不動産仲介業者へ頼っていたのが変化し、自分でローンを探してくるようになっている。というのも、買主の73.5%はローン探しのプロセスにストレスを感じており、仲介業者とローン業者が連絡を密にしていることも意外と知られていないので、自分で探す人が増える結果となっている。

詳しくはこちらから:

https://www.prnewswire.com/news-releases/consumer-homebuying-behaviors-are-changing-the-path-to-homeownership-now-often-begins-with-financing-first-300710911.html

〇住宅ローンがここ6週間の最高値に (2018/09/14 フレディマック発表)

雇用市場の好調を受けて金利が上昇し、9月13日の週における住宅ローン金利はここ6週間で最高値を記録している。30年物固定金利ローンが4.6%で、昨年同期比の3.78%から0.82%上昇したが、この対前年同月比上昇率は2014年5月以来の高い数値である。FRBは今月の会議で短期金利を上げるやもしれず、そうなると住宅ローンもさらに高い金利となっていく可能性がある。

詳しくはこちら:

https://freddiemac.gcs-web.com/news-releases/news-release-details/mortgage-rates-rise-third-straight-week

建築とリフォーム

〇貿易戦争のビルダーへの影響 (2018/09/18 ニューヨークタイムズ報道)

トランプ大統領は中国製品に対し多額の関税を課し始めているが、ビルダー(開発業者、建築業者)にとってはこれが大きな建築費用高騰を招く。関税は9月24日に10%、1月1日から25%へ増加する。全米ビルダー協会数値によると、建築関連製品で中国からの輸入品は100億ドル(約1兆1000億円)、製品項目で6000項目と推測されている。こうした関税により、労働力不足で高騰している建築費用がさらに上昇して住宅価格を押し上げる可能性があり、懸念される。

詳しくはこちら:

テクノロジー

〇リアルターテクノロジー調査結果 (2018/09/18 NARニュース)

NARが会員業者向けに行ったテクノロジー活用調査によると、eメールと携帯電話以外のテクノロジーで最も使用価値が高かったのは、MLSソフト(64%)、スマートキー機器(39%)、ソーシャルメディアプラットフォーム(28%)であった。また、今後使いたい割合が高かったのは、将来への分析ソフト(36%)、顧客管理ソフト(35%)、取引実務管理ソフト(25%)の3つであった。

詳しくはこちら:

https://www.nar.realtor/reports/realtor-technology-survey

業界動向

〇ステージング業者を選ぶ際の要点 (2018/09/10 NARブログ記事)

空室のステージングを行う場合の費用は、$1,500(約17万円)から$8,000(約90万円)までいろいろなケースがある。不動産業者やエージェントによっては、ステージング会社数社に相見積もりを取り、できるだけ安い費用にて行おうとする場合があるが、ステージングの場合、相見積もりで一番安い会社が一番良い効果を出すかというとそうでもない。住宅というのはその住宅固有の「ラグジャリー・レベル」があり、見積金額の多寡よりも、そのレベルのテイストに合ったステージングの提案がされているのかどうかということを最も大切な業者選定基準とした方がよい。なぜなら、ステージングをした住宅を見に来る顧客はそれぞれの「ラグジャリー・レベル」を持っているから、住宅に会ったレベルにステージングされていないと、それで魅力を失うこととなる。

詳しくはこちら:

http://styledstagedsold.blogs.realtor.org/2018/09/10/how-to-understand-home-staging-pricing-and-proposals-some-dos-and-donts/?tp=i-H43-Bb-2pJ-4w22F-1p-9gmu-1c-4wE8E-AzzVM&om_rid=72936195&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=10869

全体経済その他

〇住みやすい都市のランキング (2018/09/18 NARニュース)

全米で最も快適な居住生活ができる都市はどこか、Money誌と不動産ポータルのrealtor.comが、経済の健全性、学校の良し悪し、アメニティーの充実度、住宅価格等を加味してランキングを作成した。上位を占めたのは郊外部の都市で、以下のランキングとなっている。1位 テキサス州Frisco、2位 ヴァージニア州Ashburn、3位 インディアナ州Carmel、4位 メリーランド州Elliott City、 5位 ノースカロライナ州Cary。

詳しくはこちら:

https://magazine.realtor/daily-news/2018/09/18/top-6-places-to-live-in-america-this-year?tp=i-H43-Bb-2pp-4wNkY-1p-9gmu-1c-4wZqX-pWJJJ&om_rid=73019666&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=10901

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