JARECOニュースまとめ(2019/12/20)

市場ならびに市場関連数値

〇下がった移動率の詳細 (2019/11/22 Curbed.com記事)

アメリカ人の年間移動率は1960年代は20%を越していたのが現在9.8%に下がっている。この理由についてエコノミストが指摘するのは、ミレニアル世代の結婚、子育ての遅さである。移動率の内訳を見ていくと、一番下がっているのは同じカウンティ―内での移動で、同じカウンティ―内移動で従来一番多かったのは結婚や子供が生まれた場合の移動であった。賃貸だけをとってみると、20年前の1997年は32.9%だったのが19.7%に落ちていて、この主要因は上記したことである。ただ今後、ミレニアル世代が遅れていた結婚、子育ての動きに入れば、移動率はまた上昇するとの予測もある。

詳しくはこちら:

https://www.curbed.com/2019/11/22/20976309/migration-millennials-homes-census-2019

〇低価格住宅を見つけるのは昨年比更に難しくなった (2019/11/22 CNBC報道)

NARデータによると、$100,000(約1100万円)から$250,000(約2,750万円)の価格帯に属する低価格住宅の売出在庫数は昨年比6%減少した。10月末の売出在庫数は現在の売買ペースでは3.9か月分しかなく、依然として売り出し物件不足は解消しそうにもない。$100,000以下の住宅在庫数を見ると昨年比15%も減少している。金利も低くなって旺盛な買い需要がある中で供給が追いつかず、このままでは住宅価格の大幅な値上がりが続く状態である。

詳しくはこちら:

https://www.cnbc.com/2019/11/22/heres-where-the-housing-shortage-is-worst.html

○ブーマーの住宅ダウンサイジング在庫はどうなるか? (2019/11/25 NARニュース)

住宅関連調査機関MetroSightによると、ベビーブーマー所有の住宅が2027年までに約900万戸市場に売りに出る。特にアリゾナやフロリダの高齢者向けコミュニティではその数が多いと予測される。問題はそれだけの売出在庫を次の世代が購入していくかどうかで、これには疑問符が付くと調査は指摘する。ひとつは、これから高齢化する世代は大都市から離れた陽光に恵まれた高齢者用開発地区よりは大都市近郊での便利な生活を選ぶこと、経済的に負債に悩まされる人が多いことである。一方で楽観的見通しのシナリオとして、こうした施設の住宅価格は比較的大都市圏より安いので、安価に住宅を購入できるとしてさばけていく可能性もありと指摘している。

詳しくはこちら:

https://magazine.realtor/daily-news/2019/11/25/economist-more-inventory-coming-but-who-will-buy?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1703%7CRealtorMagNews_2019_11_25%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

〇結婚せず同居するカップルの増加 (2019/12/03 NARニュース)

結婚しない同居カップル数は1993年の数値から倍増している。同居カップル全体に占める割合は3%が7%に増えただけとも言えるが、ピューリサーチセンター調査によると、結婚しない同居を経験したことがある人は回答者の50%に達する。内包する価値観の変化は大きく、これらの人たちの中で住宅所有を目指す人も増えている。

詳しくはこちら:

https://magazine.realtor/daily-news/2019/12/03/cohabitating-unmarried-couples-are-on-the-rise?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1721%7CRealtorMagNews_2019_12_3%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

〇来年度住宅価格上昇率は5.4%の予測 (2019/12/03 コアロジック社データ)

コアロジックがまとめた数値によると、10月時点での対前年同期比の住宅価格上昇率は3.5%だが、ここのところ上昇スピードが加速しており、今後12か月間の上昇予測率を5.4%としている。ここ1年で価格下落した大都市が20あるが、50州を見るとすべて平均価格は上昇している。100大都市圏での上昇率については、大都市の35%は価格が過大評価、27%が過小評価されているとしている。

詳しくはこちら:

https://www.corelogic.com/blog/2019/11/us-prices-level-off-some-states-show-large-cooldown.aspx

建築とリフォーム

〇新築住宅販売は増える傾向 (2019/11/26 全米ビルダー協会記事)

ここのところ、毎月の新築住宅販売戸数は昨年同月比で常に10%近く増加した数値となっている。特に過去2か月の増加は際立っており、10月は733,000戸となた。10月末時点の売出在庫数は322,000戸で、これは現在の販売スピードで5.3か月分の在庫である。中位成約価格は昨年の$328,300(約3,600万円)から下がって$316,700(約3,480万円)となっている。

詳しくはこちら:

https://www.nahb.org/news-and-publications/press-releases/2019/11/new-home-sales-post-strong-pace-in-october.aspx

〇オープンフロアプラン流行に陰り (2019/11/24 シカゴトリビューン誌報道)

オープンフロアプランはここ10年以上人気を保っていたが、オープンな間取りより壁を取り付けたいという希望が盛り返してきている。キッチン、ダイニングルーム、ファミリールームに全く壁の仕切りがない間取り、つまりオープンな間取りを好むのは若い世代で、ミレニアル世代の43%、X世代の40%がこれを好み、ベビーブーマー世代ではこれが37%に落ちる。オープンを好まない理由として挙がってきている一番はキッチンが丸見えであることが挙げられる。

詳しくはこちら:

https://www.chicagotribune.com/real-estate/ct-re-open-floorplan-backlash-20191120-jyoijcilmvba3o2b7glli2dvwe-story.html

政策

〇道路をつぶして住宅に (2019/12/05 NARニュース)

デトロイト、ミルウォーキー、タンパ、ニューヨーク、ポートランドといった都市で、道路をつぶしたり地下化して住宅にする動きが起きている。ニューヨークタイムズによれば、道路が老朽化しているのと、場所によってはコミュニティーを遮断する役割を果たしてしまっている中での動きとのこと。ニューヨーク州はこうした動きの最先端を行っていてる。ただし、こうした動きが極端になるとジェントリフィケーションが行きすぎて低所得層が住む住宅地域が開発の波にさらわれてしまう危険を指摘する専門家もいる。

詳しくはこちら:

https://magazine.realtor/daily-news/2019/12/05/are-highways-being-replaced-by-homes?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1733%7CRealtorMagNews_2019_12_5%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

業界動向

〇Blackstone社が戸建賃貸事業から撤退 (2019/11/25 NARニュース)

経済危機後の競売物件入札で相当数の戸建を取得し賃貸に回していたBlackstoneグループが、これら戸建を保有する子会社Inviation Homes社を完全売却し、戸建賃貸事業から撤退した。売却により得た金額は70億ドル(約7,560億円)、投下した資本のおよそ2倍とみられる。売却されたInvitation Homes社が保有する戸建賃貸住宅数は82,000棟とされている。

詳しくはこちら:

https://magazine.realtor/daily-news/2019/11/25/blackstone-bows-out-of-single-family-rental-business?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1703%7CRealtorMagNews_2019_11_25%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

全体経済その他

〇美術館が近くにある事を好む人は38% (2019/12/15 全米芸術基金レポート)

2015年Americn Housing Survey調査結果を全米芸術基金が分析したところ、美術館が近くにある事を好む人の割合は38%だった。割合が高い都市を並べると、サンフランシスコ57%、ロサンゼルス53%、ニューヨーク50%、ワシントンDC49%、シアトル46%等となっている。逆に大都市圏以外に住む人での割合は25%と、全体平均を下回る。

詳しくはこちらのレポート:

https://www.arts.gov/sites/default/files/Arts_in_Neighborhood_Choice_Report.pdf

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