JARECOニュースまとめ(vol. 267)

ゴルフコース沿い住宅への注目が復活

市場ならびに市場関連数値

○パンデミック以降引っ越した人は890万人 (2020/12/04 NARエコノミストアウトルックブログ)
パンデミックにより、リモートワークに一部であれ全面的であれ移行したアメリカ人は3人に1人となっている。これにより、オフィスから遠距離で人口が密でない場所へ引っ越す動きが大きく増加した。アメリカ郵便局の3月から10月にかけてのデータによると、この間に引っ越した世帯の数は893万世帯となっている。50州中34の州で人口が増え、ニュージャージー、サウスカロライナ、メリーランド、アイオワといった州での増加が多い。逆に人口が減った数が一番多い州はニューヨーク州、テキサス州、ワシントンDC等となっている。
詳しくはこちら:、
https://www.nar.realtor/blogs/economists-outlook/8-9-million-people-relocated-since-the-beginning-of-the-pandemic

○住宅価格上昇は2014年以来の高率 (2020/12/01 コアロジック社ブログ)
住宅価格は経済活動が停滞する際は低下するのが通常であった。しかし今回は違っている。NARの既存住宅流通データによると、10月成約中位価格は$313,000(約3,250万円)で、対前年同月比15.5%上昇し、ここ6年間で一番の上昇率である。都市ごとに見た場合には、フェニックス12.1%、サンディエゴ8.3%、ワシントンDC7.1%、ロサンゼルス7%等々、それぞれ上昇している。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2020/12/09/homes-appreciate-at-fastest-rate-since-2014?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D3683%7CRealtorMagNews_2020_12_09%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

○高層階の事務所より1階事務所の方が人気あり (2020/12/07 NARニュース)
パンデミックにより、高層オフィスビルでは1階事務所スペースに人気が高まっている。会社事務所が高層階にあり、のんびり上下するエレベーターで人が密な状態をいちいち経験するのはいやだという従業員の意識が背景にある。また、顧客の側も同じ心理を持っているので、余計1階スペースの人気が高まっている。ある企業幹部によると、「パンデミックが終わっても1階で広いスペースの人気は続くだろう。オフィスがいわば図書館のようなゆったりした感覚が保てる場所に近づいていくべきである」と語っている。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2020/12/07/ground-floor-offices-grow-more-popular?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D3669%7CRealtorMagNews_2020_12_07%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

○短期賃貸借の急増 (2020/12/07 ApartmentList社データ)
賃貸住宅探しをしている人の中で短期賃貸借を望む人が増えている。6か月以内の短期賃貸で物件を探す人は、前四半期より30%増加した。都市別ではホノルルでそうした人が多く、都心部で住んでいた人が郊外へ移ったり、他州から移住する人で短期を望む人が増えている。短期賃貸借を望む人が増えている都市は、中小規模の都市が圧倒的に多い。パンデミックが通り過ぎる間は都心ではない場所に住んでいようという需要がかなり強いためである。
詳しくはこちら:
https://www.apartmentlist.com/research/apartment-list-renter-migration-report-2020-q4

○ゴルフコース沿い住宅への注目が復活 (2020/12/10 NARニュース)
ウォールストリートジャーナル誌報道によると、ここ最近は魅力が乏しいとされてきたゴルフコース沿いの住宅だが、パンデミックに入ってから需要が高まっている。こうしたコース沿いの住宅開発は80年代から90年代に盛んであったが、ゴルフというスポーツへの人気が落ちる中でその周辺に開発された住宅も人気を失ってきた。ところがパンデミックの中で、ソーシャルディスタンスを十分保って楽しめるスポーツとしてゴルフは復活しつつあり、8月のプレイ数統計数値では対前年同月比20.6%増加して1,000万ラウンド多くプレイされている。こうした中で、コース周辺に建てられた住宅の売れ行きは非常に好調となった。もともとゴルフコース沿いの住宅は、クラブハウスからの食事宅配、屋外ストレッチ教室等、いろいろなアメニティが提供されていたことも今になって注目されている。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2020/12/10/golf-club-communities-back-on-buyers-radars?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D3686%7CRealtorMagNews_2020_12_10%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

金融

○ローン借入金額が膨らんでいる (2020/12/02 Motley Foolデータ)
金融および投資アドバイザー会社モントリーフール社データによると、住宅ローン借入平均額は$375,000(約3,900万円)に上昇しており、これは同社がデータを取り始めた1990年以降で最大数値となっている。同社は月額返済額についてのアドバイスとして、ホームオーナーズアソシエーション会費や固定資産税支払を含め、収入の30%以内に抑えるようにと継続して呼びかけている。
詳しくはこちら:
https://www.fool.com/mortgages/2020/12/02/the-average-new-mortgage-amount-reaches-a-record-h/

投資

○パンデミック後活況を呈す住宅市場はどこか (2020/12/10 リアルターマガジン誌)
パンデミック禍でも住宅市場は活況を呈しているが、人口移入、住宅価格の値ごろ感、就業機会の多さ、人口構成、退職者の住みやすさ、住宅価格上昇見込といった要素から、パンデミック後も大いに好調な市場を継続しそうな上位10都市をNARが候補にあげている。
1位はジョージア州のAtlantaからSandy Springsのエリア、2位はアイダホ州のBoise City、3位はサウスカロライナ州のCharlestonからNorth Charlestonのエリア、4位はテキサス州のDallas-Fort WorthからArlingtonのエリア、5位はアイオワ州のDes MoinesからWest Des Moineのエリア等となっている。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2020/12/10/10-markets-to-lead-post-pandemic-rally?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D3686%7CRealtorMagNews_2020_12_10%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

全体経済その他

○世帯数が初めて減少 (2020/12/12 国勢調査局データ)
国勢調査局では1960年から世帯数統計をとってきたが、今年になって初めて世帯数減少が記録された。2019年3月からの1年間で128,000戸の僅かな減少であるが、これはコロナ禍初期に多くの世帯が親世帯や友人世帯との共同居住を始めたことによる。年間で100万世帯以上増加した年が70年中41年を占め、最大は1980年の340万世帯増だった。ただ、全ての世代で減少したわけでなく、30歳以下、単身世帯の減少がこの全体数減少に寄与している。
詳しくはこちら:
https://www.census.gov/data/tables/time-series/demo/families/households.html

○企業トップは経済は元のレベルへ回復するとの見通し (2020/12/08 NARニュース)
ビジネス・ラウンドテーブル四半期調査によると、来年に経済がパンデミック前の状態に戻るとしている会社幹部は全体の40%となっている。ラウンドテーブルの会員会社の従業員数は1,500万人である。また、経済成長率予測は平均で1.9%と予測している。パンデミックが始まった頃に発生した失業が2,216万件だったが、ここまでで1,230万件回復して55%は埋め合わせできたが、依然としてパンデミック前の雇用水準に戻すには930万件雇用が必要で、企業幹部が考える数値の経済回復が起こるのであれば、これらは十分に埋め合わせられることとなる。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2020/12/08/ceos-anticipate-business-returning-to-pre-pandemic-levels?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D3677%7CRealtorMagNews_2020_12_08%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

〇マスクを着用しない人に対して怒る人が増えている (2020/12/03ピューリサーチセンター)
公共の場でマスクを着用しない人を見て動揺する人の割合は徐々に増えてきて、今は73%となっている。レストランなどでマスク着用を要請されて動揺する人の割合は28%に止まるのだが、公共の場でまわりの人間がマスクをしていないと動揺する人の割合が男性69%女性75%に上るという内訳である。ここでも政党支持者別に大きな違いがあって、民主党支持者の場合は87%に対し、共和党支持者では55%と少なくなる。
詳しくはこちら:

Intent to Get a COVID-19 Vaccine Rises to 60% as Confidence in Research and Development Process Increases

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