JARECOニュースまとめ(vol. 291)

7月既存住宅流通戸数は前月比2%増加

市場ならびに市場関連数値

○7月既存住宅流通戸数は前月比2%増加 (2021/08/23 NAR発表データ)
7月既存住宅流通戸数は599万戸(年率調整済値)となり、対前月比2%増加した。増加はこれで2か月連続。対前年同月比は1.5%増。NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏によると、「高額価格帯取引は活発だが、中低価格帯の取引が活発化しない。購入できない層が多く、こうした層が賃貸に向かい賃料増加を引き起こしている」とコメントしている。課題の売り出し物件戸数は132万戸で、6月より7.3%増えたものの、対前年同月に比べると12%減と依然として少ない。成約中位価格は$359,900(約3,950万円)で、前年同月と比べて17.8%高い水準となっている。
詳しくはこちら:
https://www.nar.realtor/newsroom/existing-home-sales-climb-2-0-in-july

○売り出し価格より$100,000以上高く成約する都市 (2021/08/20 NARニュース)
不動産ポータルRedFinデータによると、今年テキサス州オースチンでは、売り出し価格より$100,000(約1,100万円)以上高く売却された住宅が約2,700件出ている。かなり多い件数だが、経済成長が高いオースチンにどんどん人口が入ってくる中で、こうしたことが起きている。オースチンほどではないが、シアトルやオークランドといった都市でも,売り出し価格より$100,000以上高い価格で売却されたという事例は多く見られる。RedFinデータでは、今年5月成約となった住宅のうち50%は、売り出し価格より高い値で売却されている。
詳しくはこちら:
https://magazine.realtor/daily-news/2021/08/20/where-homes-are-selling-for-100k-over-asking?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D5150%7CRealtorMagNews_2021_08_20%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

○戸建て賃料が上昇している都市はどこか (2021/08/17 コアロジック社記事)
不動産データ企業コアロジック社調査によると、6月の賃貸住宅賃料は、対前年同月比7.5%上昇している。上昇背景のひとつとして、パンデミックのせいでより広い住宅スペースを求める人の増加が挙げられる。ならびに、住宅購入価格が上昇して購入を諦め、戸建て賃貸住宅を探す人の増加がある。戸建て賃貸住宅に限っての6月対前年同月比賃料上昇率は10.5%と高い。記事では、賃料上昇率の高い都市をランキングしており、1位から5位は、フェニックス、ラスベガス、タクソン、マイアミとなっている。
詳しくはこちら:

Preference for Detached Properties Pushes Single-Family Rents Higher

○客足が戻っているショッピングモール (2021/08/12 Commercial Observer記事)
パンデミックが始まって以降、人びとは室内での買い物を嫌がり、アウトドア施設を好んできた。ところが7月に入り、室内ショッピングモールへの人出がパンデミック前の水準に戻ってきていることが、ショッピングモール200ほどを追跡調査しているPlacer.aiのデータでわかった。9月の新学期を控え、モールへの人出はもっと増えると予測されている。全体として、都心部のショッピングモールより郊外のショッピングモールへの人出回復が際立っている。
詳しくはこちら:

US Malls See Pre-COVID Level Crowds for the First Time

投資

○長期賃貸住宅投資に好適な都市 (2021/08/05 SmartAsset記事)
個人向けファイナンス情報を提供するSmartAsset社が、1戸ないし2戸程度しか賃貸投資住宅を保有しないパパママ投資家向けに投資推奨する都市を全米で120都市(人口20万人以上)ランキング化して発表した。全体的には南部と西部の都市が多くランクされている。因みに1位はフロリダ州Port St.Lucie、2位はニューヨーク州Buffaloe、3位はアリゾナ州Meza等のランキングとなっている。
詳しいランキングはこちら:
https://smartasset.com/data-studies/where-it-pays-off-to-buy-a-long-term-rental-property-2021

建築とリフォーム

○3Dプリンタ住宅の利点 (2021/08/20 Realtor.com記事)
不動産ポータルrealtor.com調査結果によると、3Dプリンタで建てられた住宅に住む選択を厭わない人は66%に達し、ミレニアル世代の場合は75%に達している。3Dプリンタ住宅が、建築戸数で将来1位を占めると予測する人は30%いる。3Dプリンタ住宅購入で構わないという人が挙げる理由は、低価格が54%、エネルギー効率の良さが51%、自然災害に強いが42%、建築期間の短さが41%、カスタマイズできるが39%、となっている。売り出し物件不足が続くなか、3Dプリンタ住宅がどのように伸びるか注目される。
詳しくはこちら:
https://news.move.com/2021-08-20-Three-Quarters-of-Millennials-Would-Consider-a-3D-Printed-Home,-According-to-Realtor-com-R-Survey

○住宅デザインの新しいトレンド (2021/08/18 NARニュース)
建築、インテリアデザイン、装飾、修繕等の情報提供を行うウェブサイトHouzzが、2021年度の年間デザイントレンドレポートで新しいデザイン動向をまとめている。一つ目はエンタメ用のスペース増加で、ホームバー、ワインセラー、ホームシアター、ジム、事務所スペースなどを拡張する動きが多い。二つ目には、植栽を室内に置く動きが増えた。三つ目には居間をリフォームする動き、四つ目にはぜいたくなファブリック、素材、色彩の使用、五つ目にはスウィミングプールの増加、六つ目には折り畳みベッド、テレビ収納戸棚、重ね収納できるサイドテーブルなどの活用。
詳しくはこちら:
home bars and wine cellars, home theaters, gyms, and offices.
https://magazine.realtor/daily-news/2021/08/18/5-emerging-home-design-trends-to-watch?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D5127%7CRealtorMagNews_2021_08_18%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

全体経済その他

○2020年度国勢調査結果 (2021/08/13 CNN報道)
2020年度国勢調査のまとめが発表されたが、白人(ヒスパニック系除く)の占める人口割合は、2010年当時の63%から57%に低下した。残り43%が白人以外の人種となっていて、その中で一番増加したのはヒスパニック系人口となっている。特に、カリフォルニア州のヒスパニック系人口などは全体の39.4%となり、白人人口の34.7%より高い。こうした中、2040年までの新規世帯による住宅取得では、70%がヒスパニック系で占められると予想される。調査結果では、アジア系人口も増えて、2010年の1,470万人が1,990万人に増えている。
詳しくはこちら:
https://edition.cnn.com/2021/08/12/politics/us-census-2020-data/index.html

○サプライチェーンの詰まり経験が多い (2021/08/11 ギャロップ調査結果)
ここ2か月間で、物品購入に何らかの支障を経験したとするアメリカ人の数は60%となっている。57%は、注文した商品到着に著しい遅れがあったとしている。パンデミック当初にはトイレットペーパー不足があり、今は自動車納品が遅れるといった問題があるが、商品のサプライチェーンに問題が生じることが頻繁になっている。7月中旬の国勢調査局による中小企業向け調査でも、39%の小売企業が商品供給の遅れを経験している回答している。
詳しくはこちら:
https://news.gallup.com/poll/353312/consumers-felt-supply-chain-problems.aspx

○アメリカ人が旅した国数 (2021/08/12 ピューリサーチセンター調査結果)
アメリカ人大人の外国旅行経験に関する調査によると、訪問したことのある国数は以下のようになっている。なしが27%、1か国が19%、2か国が12%、3ないし4か国が15%、5から9か国が14%、10か国以上が11%。従って、3か国以上の外国を訪問したことがあるとの回答者は全体の40%である。
詳しくはこちら:

Most Americans have traveled abroad, although differences among demographic groups are large

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